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進展が図られることとなる。

?@ 白書等データベースシステム

白書・年次報告書、調査研究報告書等各省庁が保有する行政情報を各省庁が統一的仕様に基づいて整備し、省庁間で霞が関WANを通じて相互に利用するシステムであり、97年度から一部運用を開始する予定である。

?A 国会関係事務支援システム

国会関係の情報を各省庁に迅速に伝達するシステムであり、内閣官房内閣参事官室と各省庁政府委員室との間の利用の高度化に合わせ97年度に運用開始の予定である。

?B 省庁間電子文書交換システム

各省庁間の公文書交換を霞が関WANを通じて電子的に行うものであり、98年度に一部試行運用を開始する予定である。

?C 行政情報クリアリング(所在案内)システム

各省庁が保有する行政情報の所在を案内するシステムであり、各省庁が統一的仕様に基づいて整備し、98年度から一部運用を開始する予定である。

?D 共通情報検索システム

一元的に開発・提供することが効率的な情報システム、例えば、法令検索データベース、審議会議事録、閣議決定データベース等は、現在総務庁がデータ整備を行い各省庁の検索利用に供しているが、これをオープンシステム化して霞が関WANで運用するものであり、98年度末に運用開始の予定である。

 

(4)各省庁の情報化推進の動向

現在、行政の情報化は「行政情報化推進基本計画」に基づき、各省庁の整合性を取りつつ進める共通実施計画及び各省庁個別計画により推進されている。各省庁における最近の情報化推進の概況をみれば以下のとおりである。

(a)事務システムの情報化

パソコンLANの省庁内における利用としては、グループウェアの導入による電子メール、電子掲示板、文書の電子ファイル共有などのほか、電子会議や電子決裁さらに電子申請の受理・登録等さまざまな形態がとられている。インターネットについてもすでにほとんどの省庁が接続済みである。また、いくつかの省庁においては、光ファイリングデータベースシステムを導入し、データの共有、検索、ペーパーレス化

 

 

 

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